僕たち経営者の最大の悩み、それは、、、
人。
僕たちの事業は、特にサービス業ならなおさら、「人」がいないと成立しない。
僕たちが事業拡大を決意したら、その瞬間から、ついてまわる問題が、「人」である。
すなわち、スタッフ。
そして、スタッフと対峙する時悩むのが、どこまでが「許容」で、どこからが「妥協」になるか?である。
自分の要求レベルが高すぎるのか、それともスタッフの成長を促すべきなのか!?
我慢すべきなのか?
伝えるべきなのか?
スタッフの言動に違和感を感じた時、毎回繰り返す葛藤。
このいらだちはどうしたらいい!?
そんな時、僕は、こう思っていた。
「普通に考えて、○○だろ!」
「手を抜いているんじゃないか?」
「なめてんのか!?」
一人、腹が立っては、やり場のない苛立ちを持て余していた。
「妥協」か!?「許容」か!?
答えを探していたある時、ある経営者の方と話していて、こんなことに気が付いた。
おこがましいかもしれないけど、もしかして、僕ら経営者は、社員からみたら、スーパーマンなのかもしれない、と。
僕たちは、開業の時から、否、ある意味、開業前から、ひたすら必死に突っ走ってきた。
そして、気が付かないうちに、いろいろなものを身につけてきた。
ホットペッパーの使い方、ディーラーとの付き合い方、借入れの時の銀行の対処法、決算書の見方、給与の計算方法、採用のコツ、効果的な節税の方法、社会保険の仕組み、助成金の引き出し方、、、etc。
当然、人間的にも成長してきただろう。
いろんなことを知っている。いろんなことが当たり前にできてしまう。
だから、そんな尺度、そのままで、社員たちを測ってはいけないのではないか、と。
「違い」を認めてあげなくてはいけないのではないか、と。
それは、「妥協」でもなく、単なる「許容」でもなく。
「人」が作り出す、この世界だから、きっとずっと、「人」の問題はついてまわるだろう。
それでも、僕たちは走り続けなければならない。
社員の幸せのために。
自らの信念のために。