経営者の特権って何でしょうか??
それは、「妄想」です。
僕はよく「妄想」しています。
電車の中、お風呂の中、時には夢の中でも。
時々、ぶつぶつ言っています。
ちょっとやばい人です(笑)。
あなたは、僕ほどやばい人ではないかもしれませんが、あなたも同じように「妄想」しているのではないでしょうか?
例えば、、、
・フェイスブック広告をやったら、儲かるかな?
・次のお店はよりスタッフをデビューさせやすいコンセプトのお店を出したいな。
・社員旅行、次は海外にしたらスタッフは喜ぶかな?行くならどこがいいだろう?
などなど。
僕は、「妄想」と読んでいますが、これは経営戦略的には、「ビジョン」であり、自己啓発的表現をとれば「セルフイメージ」ということになりますが、いずれにしても、経営者には絶対必要なことですよね?
特権であり、絶対必要なこと。
それが「妄想」。
僕が単なるサラリーマンを脱し、独立開業したとき、経営者ってこんなにやることがあるのか!?と、驚いたものでした。
何せ、「業務」の部分しか見えていない。
今考えたら、経営全体の3割程度でしょうね。
雇われていたときは、正直、もっと安易に考えていましたよ。
独立すれば、こういうソフトを使って、こういう事務所にして、そして、時間は自由になる・・・。
今、考えると「超」が10個つくくらいの「あまちゃん」。
「妄想」どころか単なる「夢物語」でした。
それでも、これは独立した者の特権なのです。
なぜなら、スタッフは、与えられた枠組みの中でしか、物事を考えられないのです。
根本的に違う。
例えば、時間。
スタッフにとって、就業時間以外の時間は、自分の時間、プライベートの時間。
でも、僕たち経営者は違いますよね?
それこそ、電車の中、お風呂の中、夢の中、時には家族団らんの時でさえ事業のことを考えていますよね?
僕も7歳の娘に、よくたしなめられます、
「パパ、朝ご飯のときは、お仕事の話しないで。」
でもそれはある意味仕方のないことです。
僕たちは、船長になることを選んでしまったのですから。
僕は、組織をスタッフに説明するときよく船に例えます。
船にはいろいろなクルーがいてそれぞれの役割がある。
航海士、医者、戦闘員、コック、もしかして人力の船なら船を漕ぐ人も必要かも知れない。
それぞれがそれぞれの役割を果たしながらクルー全員が力を合わせて、船は進んでいく。
では、船長の役割は?
船長には、船長にしか見えない景色がある。
そこにメンバーを連れて行くため、最善を尽くす。
だから、寝ても覚めても、目的地のこと、その途中の困難のこと、メンバーのこと、必死に考える。
それが楽しい。
それが特権。
それが仕事。
さあ、今日も「妄想」しよう。
あなたの「目的地」に向かうために。