最近、雑草の伸びがすごい。
僕の自宅は新興住宅地にあります。
と言えば、聞こえがいいのですが、一言で言えば、田舎なのです。(笑)
駅は割と最近できたので駅だけは立派。
駅の周りは、もともとは田んぼだったのですが、今は住宅用に区画整理されています。
ただ、いっぺんに家が建っているわけではなく、
まだ売りに出されていない空き地がたくさんあります。
そこにすごく生えているのです、雑草が。
少し前まで、きれいだったのに、気がついたら「ぼーぼー」。
背が高いものは、僕の身長と同じくらいになっています。
よーく見ると、いろんな草が生えています。
中には、タンポポやペンペン草など知っているものもありますが、ほとんどが知らない植物。
数えてみると20種類くらいありました。
おそらく本当は一つ一つ名前があるのでしょう。
植物学上は。
しかし、知らないし、興味がないし、きれいな花も咲かないから、「雑草」。
つまり、認識されなければ、あってもなくても同じなのです。
あなたのお店はどうでしょうか?
同じ駅を降りると、たくさんのお店があります。
あなたは、当然、自分のお店に思い入れがある。
さんざん悩んで物件も決めたし、内装は一つ一つこだわったし、名前だって悩みに悩んで、自分の「理想」を名前につけた。
ですが、駅へ向かう、あるいは駅から降りる人達からすると、そんなの関係ありません。
単なる美容室の一つ。
下手すると、オブジェクトの一つに過ぎません。
極端な話、あなたのお店など、どうでもよいのです。
もしあなたのお店が「雑草」になってしまっているのなら、それを解決するために2つポイントがあります。
1つは、いかに目立たせるか?
そのために必要なのが、マーケティング用語で言うところのUSPです。
ユニーク・セリング・プロポジション、つまり独自性、売りですね。
あなたのサービス・商品を周りの「人並みの」ライバルから引き離す、独自的な魅力的なアイディアのことです。
これがあると、分かりやすいし、売り込みやすい。
もう1つは、とにかく1度来てもらい、関係性を築いてしまうことです。
あなたやあなたのスタッフとお客様が仲良くなってしまえば、「たくさんある美容室の中の一つ」ではなく、「私が行っている美容室」になるのです。
そういう関係性を築くためには、とにかくまず1回来てもらうことが重要で、どうやってまず1度来てもらうか、これを考える必要があります。
先程の草花の例でたとえると、独自の花を咲かせて目立たせるか、とにかく一度触れてもらって、近くで見てもらってあなたの花のよさを味わってもらうかと、いうことになります。
そうすれば、いろんな草花の中の一つではなくなるわけですね。
もしあなたのお店が、いろいろな美容室の中で埋没してしまっているなら、もう1度考えてみるのもよいかもしれませんね。