気が付けば、もう5月。
「祭り」とも言えるほど、1年で最も忙しい時期から、早くも2ヶ月が経ちました。
それは、何かと言うと、、、
そう、「確定申告」です。
会社の場合は、決算時期を自由に決めることができます。
ところが、個人の確定申告は、すべて期限が3月15日ですので、この時期に集中するわけです。
そんな「確定申告」。
前提となるのは、「決算書」です。
というわけで、今日は、、、
「決算書」の話。
最近ずっと、経営だとかマーケティングだとかそういう話ばかり書いていましたが、久々に本業の話です(笑)。
さて、会社でも個人事業であっても申告の前提として、決算書を作らなくてはなりません。
こういうのって、2回目になれば、当たり前の話になってしまうのですが、今まで、事業をやったことがなければ「決算書」の意味がよく分からないかもしれません。
まあ、誰でもそうですよね?
私もそうでした。
前職時代、商社で営業をしていた頃、取引先から決算書をもらっても何が何だか意味が分からなかったですから。
そこで、事業を始めたばかりのあなたのために、今日から3回連続、決算書について、見ていきましょう!
(めっちゃわかりやすくしているぶんだけ、経営者上級の方には、厳密には「違うじゃーん!」という部分も含まれるかもしれませんが、上のような趣旨ですので、ご理解を。)
さて、決算書には大きく分けて二つあります。
一つが損益計算書、もう一つが貸借対照表。
どういう表かというと、損益計算書は、「いくら儲かったか?」をしめしています。
「損益」っていうくらいだから、儲けを示しているのはなんとなく分かりますよね?
一方、貸借対照表は、「財産がいくらあるのか?」を示しています。
どっちが大切なのか??
答えはどっちもです(笑)。
これら二つは密接に関係しています。
だって、そうでしょう、利益が出れば、現金も増えるわけだから、損益計算書がよくなれば、貸借対照表もよくなるのです。
簡単でしょ?(笑)
ただ、個人のうちは、どちらかと言うと、損益計算書のほうが重要ですね。
貸借対照表は、その時の会社の価値をあらわす意味合いもあり、会社にすると重要になってくるのですが、個人のうちはさほど気にする必要はありません。
まずは、損益重視で行きましょう!
というわけで、次回は「損益計算書」です。
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