From 田崎裕史
ある休日のオフィスより
うちには、二匹のチワワがいます。
1匹はメス、名前はすず。4歳。
ブルータンという毛色でして、灰色っぽい色をしています。
背中とか頭とかは、灰色っぽいのですが、おなかとは白色をしています。
タンというのは、斑点のことで具体的には、目の上あたり、眉毛のように白くなっています。
説明が難しいのですが、「チワワ ブルータン」とでも検索してもらえれば、出てくるかと思います。
もう1匹はオス、2歳、名前はニコ。
こちらはブラックタンです。
頭と背中は黒、おなかは茶色です。
さて、なぜ犬を飼うことになったのか?
それはいくつか理由があるのですが、4年前、何の気なしにホームセンターに犬を見に行ってしまったから。
たいして予定のない休日で、「じゃあ、ホームセンターに犬でも見に行くか!?」と近場のミニ動物園に行くようなつもりで気軽に行ってしまったのが、そもそもの間違い。
田崎家「へー、かわいいねー」
店員「だっこ、できますよ」
これが店員の作戦。
うちの子供たちは、すぐにメロメロ。
私はもともと実家で犬を飼っていたので、犬は好きです。
でも、仕事もあるし、世話はほとんどできない。
だから、自分からは言い出しませんでした。
おそらく飼うとなると、妻が中心で世話しなければならない。
だから、断固反対するだろう、そう思っていました。
しかし、最後の牙城だと思っていた妻が、抱いた時に、「うーん、かわいいね・・・。」となり、田崎家はあっさり陥落。
こうして我が家に最初に来たのが、「すず」です。
長女のあかり(人間のほう)は、もともと動物が苦手だったのですが、動物嫌いも治り、それはそれでよかったのですが・・・。
「すず」は、極度の怖がり。
外に行くと、犬から逃げ回ります。
猫にもビビる。
私たち家族も当初育て方が分からず、成長期の育て方を誤ってしまったのかもしれませんでした。
そんなこんなで、「すず」にも同居犬が必要なのではないか、そうすれば犬嫌いが直るのではないかという話が、家族の話題に出るようになりました。
また、ミニチュアダックスフントを2頭飼っている私の友人が、「2頭飼うと面白いよ。仲が良くて、見ていてほほえましい」としきりに言うので、気にはなっていました。
とはいえ、多頭飼いは、金銭的にも世話の負担的にもハードルが高い。
なかなか踏み切れずにいたのですが、ストレスが溜まっていたある日、「もう1匹飼うか!?」と、ノリでやけ買い。
もう一匹買ってしまいました。
それが、ニコ。
さて、犬が二匹になってどうなったか?
期待に反して、二匹は全く仲良くありません(笑)
しかも、すずの犬嫌いも治っていません(笑)
ドッグランに行っても、ひたすらしっぽを丸めて逃げ回ります(涙。
もちろん、2頭いるから、ウンチの回数は2倍。
だからトイレシートを替える回数はほぼ2倍。
散歩に行く時は、2匹同時で済みますが、エサ代や狂犬病注射代などコストは2倍(笑)。
では、デメリットだらけかというと、そうでもありません。
我が家の中に、犬の「社会」ができました。
そして、少しだけすずに社会性が出てきたのです。
ニコは、男の子らしく、我が物顔で家の中を走り回り、時々すずにちょっかいを出します。
当初、すずは迷惑そうにしていて、やられても逃げまわっていましたが、最近は、慣れてきたのか、時々、やり返します。
外では相変わらず臆病ですが、家の中では、社会性が出てきたのです。
もしすずが1匹だったら、日中、ずっと寝ているだけ。
つまらなかったかもしれません。
実は、私もそうでした。
開業当初、1人で本当に寂しかった。
事務所の中にぽつり。
話す相手もいない。
お客様も2件しかなかったので、やることがない。
アスクルのカタログを見ては、次、何を買うべきか考えてばかりいました。
しかし、伊澤が加わり、大きく変わりました。
スタッフが1人入るだけで、事務作業だけでも、それなりに増えます。
給与計算、労働保険事務、もちろん実務も教えなければなりません。
さらに増えてくると、整備することはますます増えてきます。
就業規則、勤怠管理、給与規定etc。。。
おそらく、実感として、10人だからって10倍ではないと思います。
考えなければならないことが莫大に増え、20倍にも30倍にも感じるのではないでしょうか?
時に、スタッフ同士のトラブルになったり、スタッフの反乱にあって困惑することもあるかもしれません。
時々、いるメリットよりデメリットを考えてしまうかもしれません。
それでも、、、
今、スタッフがいてくれて、有り難くないですか?
一人でやれることは限られているし、そもそも一人じゃ寂しい。
もし人が集まることで、1+1が単に2でなく、5になり、10になれば、、、
そんな簡単じゃないですけどね(笑)
でも、それが、私たち経営者の仕事。
如何にスタッフ達の能力、適性を見極め、引き出すか?
そして、如何に掛け算にしていくか?
簡単ではありませんが、私たちマイクロ企業の経営者は、愚直にひたむきにそれを目指していく必要があるのではないでしょうか?
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