From 山本裕
相模大野の自宅より
こんにちは。
FPの山本です。
私の家族は、妻と長女(大学2年)、長男(高校3年生)の4人家族
子どもたちのイベントには出たいという気持ちはありながら、しっかりと参加することができていませんでした。
でも、長男のしんたろうの卒部式。
最後に参加することができて良かったです。
長男しんたろうは、小学校1年からサッカーを始めて、ずっとサッカー漬け。
高校は、山梨の日大明誠という学校まで毎日片道1時間半以上をかけて通いました。
我々は昨日、朝6:20に友達の親に迎えに来てもらい高校に出発。
8時からの親子サッカーにはじまり、夜の懇親会まで丸1日のイベントです。
慣れない親子サッカーは、ケガ無く無難にこなしました。
そこから場所を立派なホールに移して、10時から卒部式の開会です。
顧問の先生から始まり、大勢のスタッフ陣全員の挨拶。
ひとりひとりの話がやたらと長いので、すぐに意識が飛んでいきそうな状態。
早めのお弁当をみんなで食べてから、午後は卒部生39人全員の記念品贈呈とスピーチです。
これがまた長い。。。
監督が一人一人にコメントをし、選手がスピーチ。
このパートだけで、休憩挟んで4時間以上。
正直、長すぎる。。。
選手たちのスピーチは、感動的な話やおもしろおかしいものもあり、その選手たちの個性が良く出ています。
時間は長いですが、目頭が熱くなりっぱなしでした。
いよいようちの長男しんたろうの番です。
本人なりに考えたのだと思いますが、概ね他の選手が話すのと同じような内容で無難に話を終えました(笑)
とは言えわが子なので結構感動して、涙しましたけどね。
多くの選手がスピーチで言っていました。
「監督のおかげで選手権にでることができました」
「登録メンバーに外れた○○が、陰で一生懸命にサポートしてくれた」
「○○は試合の機会は少なかったけど、愛されキャラで雰囲気を作ってくれた」
「親が朝早くいつも起こしてくれて、お弁当もおいしかった」
「○○コーチはいつもできない自分を支えてくれた」
「全国初出場できたのも、みんなのおかげ!」
「3年間、部活があったから楽しかった」
実はこの学年が、創部50数年の間で初めての全国出場を果たしました。
スピーチを聞いていて、なるほどと思った点が2つ。
ひとつは、常にみんなで感謝の気持ちをもつことができたこと。
普段はきつい練習で、恨みたくなるくらいの思いを持ちながらやっている。
メンバーに選ばれない選手もいる。
長男しんたろうもメンバー登録はされましたが、選手権のベンチからは外れました。
きっと多くの選手が、3年間のほとんどは、つらい、悔しい、きついの毎日。
メンタルも、フィジカルも常に悲鳴を上げる。
ピッチに立てるのは部員の1割以下。
でも最後は、スタッフ陣も含めたみんなのおかげで楽しかったと。
どんな状況でも、何かしてもらったからでもなく、目の前にあることすべてに感謝すること。
よく言われたり言ったりもすることですが、やっぱりこれが大事です。
もうひとつ、サッカーがうまい選手やゴールを決める選手以外も、全員が大切なメンバーであること。
もちろんリーダーシップのあるキャプテンや、プレイの中心になる選手はいます。
自分は3年間、そこしか見えていませんでした。
野球部の友達が、わざわざ遠いグランドまで応援にきてくれたり、メンバーに漏れた選手が手紙を書いてはげましてくれたり、問題を起こしても、いつもみんなにかわいがられる選手がいたり、他の友達の為に監督に直談判する選手がいたり、自分はでられないからと応援団長を買って出たり、みんなを盛り上げるためにモチベーションムービーを作ったり。
みんなのために、自分のやれることをやる。
プレイ以外にも色んな役割を果たしている。
そんな選手たちがいたから良いチームができたのだと。
普段仕事をしていると、優秀なヤツばかりいて欲しいと思うことがあるかもしれません。
できるやつだけ残って欲しいとか思うこともあるかもしれません。
会社の中心になる一部の人間しか見えていない、ということはないでしょうか?
目立たないひとたちの気持ちも深く理解できているでしょうか?
自分自身に問われたような気がしました。
経営者は固定概念にはまって、つい目の前の業績だけにフォーカスしてしまいがち。
将来の夢や希望に向かうために従業員のこと、目に映りづらいものにもよく観察すること。
これが、良いチーム、良い組織を作るポイントだと気づかされました。
「従業員を大事にする」ということのひとつは、よく理解してあげるということではないでしょうか?
ちなみにそんな感動の一日でしたので、夜の懇親会では、さらにお酒も深まりました(笑)
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