これは今から4年ほど前に書いたメルマガの内容です。よかったらどうぞ。
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先々週土曜日、幼稚園の説明会に行ってきました。
僕には、長女・アカリ(4歳)と長男・コウスケ(2歳、悪ガキ)の二人の子どもがいます。
アカリは、幼稚園に行っているのですが、コウスケは、保育園に通っています。
そのアカリが通っている幼稚園にコウスケも入れようということで説明会に行ってきたのですね。
わりと教育熱心な幼稚園です。
悪ガキぶりを矯正したいということですね(笑)
コウスケはまだ2歳。
普通なら幼稚園には入れないのですが、今は「プレ」というものがあるのですね。
未就園児クラスというものが設置されていて、年少さんの1つ下の年齢から幼稚園に行けるのです。
その「プレ」に申し込むために僕が説明会に行ってきた。
妻が、仕事があるというので、代わりに僕が一人で行ったのですが、さすがに、父親だけというのはあまりいなかったですね(笑)。
前から2列目の席に座って、一生懸命聞いてきましたよ。
「プレ」の仕組みとか。
まあ、小さいんですわ、イスが。
なんせ子ども用ですからね(笑)。
おしりの半分どころかほとんどがはみ出す。
どこともなく、足腰全体がきつい体勢のまま、約2時間、お話を聞いてきましたよ。
えらい!僕。意外に子ども想い(笑)。
それにしても、周りのお母さん方、気合いが入っていましたね。
ピリピリしていて怖かったです。
うーん、こんな厳しい幼稚園に悪ガキ・コウスケが耐えられるのか、はたまた、この幼稚園が悪ガキ・コウスケに耐えられるのか(笑)
そんなことを考えながら聞いてきました。
そして、その日に願書を書いて、近くの大きい郵便局に持って行きました。
2年前までは、並び順だったらしく、2泊3日でパパ、ママ、ジジ、ババが交代で並ぶというのが、その時期のその幼稚園の光景だったらしいのですが、周りの苦情がすさまじく、去年から簡易書留での郵送提出となったわけです。
去年のアカリの時の願書提出から並ばなくてよくなったわけですから、僕からしたら、単純に、ラッキー!!!
ですが、そんな人気の幼稚園が、いったいどうやって選考しているのかあなたも気になりませんか?
願書には、特に職業や年収を書く欄はありません。
住所と家族構成、そして、その幼稚園に上の子が通っている、通っていたとかを書くくらい。
判断基準になるようなものがないのです。
僕は、去年は、これはきっとスピードと熱意重視だ!と思って、願書を、説明会でもらってからわずか2時間で提出しました。
しかも、その幼稚園にいかに入れたいかという熱い想いを書いた手紙を入れて(笑)。
今考えるととても恥ずかしい話ですが、まあ、結果、アカリは無事入園となったわけです。
ところが、近所のゆっくり出した人も合格。
結局、どういう理由かよく分かりませんでした。
しかし、今度は「プレ」。
募集人数は、年少クラスの1/3。
相当な倍率のはずです。
まあ、よく分からないけど、とりあえず、願書、出しとくかあ、という、軽い感じで、提出しました。
そして、5日後、幼稚園から結果通知が。
「入園を認めます」
よかった。でも、理由がよく分からん。
上にアカリがいるからなのかなあ。
考えられるのは、それくらいです。
その3日後、妻が近所のママに会って、「どうだった?」と聞かれ、「入園決まった」と伝えたら、「やっぱり!」と言われたとのこと。
理由は、アカリが「お預かり」が多いから。
妻も仕事をしている関係で、アカリは延長保育を頼んでいるのですね。
通常2時頃帰ってきてしまうところ、5時過ぎまで預けている。
アカリは毎日くたくたに疲れるので文句を言っていますが(笑)、
多分、その幼稚園の中で一番くらいに延長保育を頼んでいるのです。
しかも、バス通園。
つまり、こうです。
要は、田崎家からは売上を見込めるから、合格したというのです(笑)。
「徒歩通園」より「バス通園」。
お預かり「なし」よりお預かり「いっぱい」。
これは、マーケティング用語で言うところの言わば、アップセル(客単価向上)。
なるほどー!!!
この幼稚園、募集の方法を変えながら、しかも、アップセルを狙ってくるとは、やるなー!
選考の方法を明らかにしているわけではないので、完全にブラックボックスです。
ですが、いろいろ聞くと、実際に、仮に上の子どもが通園しているとしても、
その子が徒歩通園の場合には、下の子の「プレ」は落ちているらしいのです。
つまり、バス通園は有利。
そして「お預かり」の多い田崎家はさらに有利。
やりやすそうなお客(既に通園実績のある家庭)を選び、しかも、その中でも客単価上昇をもくろむ。
田崎家からは、これくらい売上取れるなと、既に計算されているかもしれません(笑)。
理想的な営業戦略です(笑)。
ただ、コウスケがどれだけ悪ガキかは分かっていないはず(笑)。
どっちが得するのか、見物ですね(笑)。