【コラム】【入門編】貸借対照表っていうんだよ!

「経営者とは、財務諸表の読めるマーケッターである」

マーケティングに関する数々の名著を残す世界的なコンサルタント、アル・ライズは言いました。

 

財務諸表、つまり、決算書を読めるのは、経営者として必須なのです。

 

今回、初のシリーズもの、第3弾、決算書ってなんだ!?シリーズ、最終回、「貸借対照表」です。

タイシャクタイショウヒョウ・・・

もはや呪文ですね(笑)

 

英語で、B/S(Balance sheet)って言います。

会計用語で、英語で訳するのは、B/SとP/Lくらいですから、覚えておきましょう。

ちょっとカッコイイです(笑)。

もしかすると、「貸借対照表」よりカンタンかも。

 

B/Sは、財産の状態をあらわします。

例えば、現金が50万円、預金が100万円、車が200万とか。

 

逆に負債もあるかもしれません。

例えば、借入金150万円、経費の未払金が20万円。

このように、簡単に言うと、B/Sは資産と負債のリストなんですね。

 

なぜ、貸借対照表(バランスシート)と言うのか?

それは、左側に資産、右側に負債を示す様式になっているからなんです。

会計用語で左側を借方、右側を貸方と言う。

だから、貸借対照表。

 

ところで、上の例でいうと、資産の合計が350万円、負債の合計が170万円、この差額はなんでしょうか??

それが、正味財産、言い換えると、純資産

今の会社の価値をしめしていることになります。

いわゆる、自己資本ってやつですね。

 

例えば、この会社をたった今、解散するとする。

その場合、いろいろ処分して、あなたは、最終的に350万円-170万円=180万円で180万円を手にすることができる。

つまり、会社の今の価値なんですね。

 

B/Sでは、左側に資産、右側に負債、純資産を表示します。

上の計算式の通り、左側も右側も350万円になります。

左側と右側がバランスする(同じになる)ので、バランスシート。

 

簡単でしょ?(笑)

これで基本的な見方は完璧です!

 

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AUTHOR執筆者

ベネフィットグループ代表 税理士

美容室のよりよい経営のお役に立てるよう、日々精進しています!

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