美容室の経営サポートに邁進する、ベネフィットグループ代表で、税理士の「美容室経営コーチ」田崎裕史です。
お伝えしていますとおり、6-7月は、過去メルマガ特集として、過去書いたメルマガの中から、特に内容の濃いものを厳選してお送りしています。
ぜひお楽しみください。
田崎裕史
From 田崎裕史
先日、僕が髪を切りに、美容室に行った時の話です。
僕は、家からわりと近所の美容室に半年くらい前から、かよっています。
当然、「美容室特化の税理士」などとは言っていません(笑)。
だから、お店の方々は、僕のことをほとんど知りません。
その美容室は、まあまあ田舎の、駅から離れた県道沿いに、たたずんでいます。
スタッフは、男性ばかり4名。
オーナースタイリスト、スタイリスト、スタイリスト兼アシスタント(ほぼアシスタント)、アシスタントという構成。
年齢的には、
40歳、35歳、33歳、25歳といった感じでしょうか?
セット面4つ、シャンプー台2つ。
20坪くらいのお店です。
近所の主婦層や男性客を中心にまあまあ繁盛していそうな感じです。
見たところ、売上の大半は、オーナースタイリストさんが、持っている感じで、僕も初回からオーナーさんに切ってもらっている関係で、ずっとオーナーさんに切ってもらっています。
その日、僕は、少し胃が痛かったのですが、既に予約しちゃっているし、美容室に行くくらいは、まあ大丈夫だろうと、少し無理して行きました。
「今日は、ちょっと胃が痛くて、身体を動かしていないんですよ〜」
なんて言いながら、いつも通りオーナーさんに切ってもらい、その後、髪を染めてもらう時、スタイリスト兼アシスタントの子に変更。
これもいつものパターン。
ところが、一つ違ったのが、この「ほぼアシスタントの子」が今までほとんど話しかけてこなかったのに、積極果敢に話しかけてきたのです。
胃が痛い時に限って(笑)。
この「ほぼアシスタントの子」、人の良さそうな青年で、それまでほとんど話したことがなかったのですが、印象はまあまあよかったのです。
ところが、本格的に話してみると、話の内容が、申し訳ないけど、つまらない。
どうも僕とオーナーさんとの会話を聞いているようなのに、同じ質問をしたりする。
しかも、そこから広がらない。
オチもない。
話せば話すほど、彼の評価は下がっていき、、、
胃も痛いことがあって、最後はとても苦痛でした。
そして、気が付きました。
こんなにも違うのか、オーナーさんとアシスタントは、と。
それまで、さほど意識はしていませんでしたが、ようやく気が付きましたよ。
オーナーさんとの会話がなんとなく心地よかったことを。
オーナーさんの話の合わせ方、広げ方、落とし方。
いつもなんとなく、オーナーさんと話していましたが、絶妙だったのですね。
知識・経験もあり、意識も高いオーナーさんと1スタッフとの「差」をまざまざと見せつけられたのでした。
経営者と従業員。
その間には、ものすごい「差」があります。
事業のゆくえが、自分の生活に直結する経営者と、そこに雇われているだけの従業員とは、当然、立場が違う。
立場が違うから、意識も違うし、その結果、能力も違ってきてしまうわけです。
ところが、限られたスタッフですし、可能な限り成長してもらわなければなりません。
では、どうすればいいか??
方法は、ただ一つ。
何度も何度もスタッフと話をし、少しでも「経営者」の立場に近い考えや感覚で、やってもらうしかありません。
そのために、大切なことが、2つあります。
1つは、目的地を明確にすること。
あなたの会社がどこを目指しているのか、明確に示してあげることです。
そうすれば、スタッフは、安心して働くことができます。
もう1つは、相手のベネフィットを考えてあげること。
当たり前ですが、人は、自分の得になることをやりたいはずです。
いくら会社の方針が明確でも自分にとって全く得にならないことなら、やりたくありません。
だから、あなたの方針のとおり頑張ることが相手にとっても得になることを示してあげる必要があるのです。
経営者と従業員の立場は、当然、違う。
だからといって諦めるのではなく、何度も何度もしつこく語り続け、同じ想いでやってもらう。
僕たちマイクロ企業の経営者が、限られた環境の中でやっていくために、とても大切なことなのではないでしょうか?
PS 大切なのは、まず、あなたのビジョン(理念)を明確にすること。
まだビジョンがなんとなくハッキリとしていないなら、一度お話ししてみませんか?
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