From 山本裕
新宿のオフィスより
こんにちは。
FPの山本です。
当初は、このコロナウィルスの感染は一時的なもので、早めに収束すると軽く考えていました。
しかし、緊急事態宣言など、事の深刻さは重大です。
美容室を経営されている皆様においても、売上減少による影響が少なからずでているものとお察しします。
1日でも早い収束と、皆様とその従業員の方のご健康を祈念いたします。
このような状況下で、中小企業に対する資金繰り対策や家計への支援策が政府よりでております。
しかしながら、スピード感がどの程度か心配になるところです。
そこで今回は、生命保険の活用の仕方についてご案内いたします。
我々は、日頃から生命保険についても取扱をしており、加入後の状況にあった活用の仕方についてもアドバイスをさせていただいております。
すでにご存じの方もいらっしゃるかと思いますが、現在加入されている生命保険の使い方をいくつかご紹介いたします。
多くの方が、万が一の保障のために、将来の退職金などの資産形成を考えて、生命保険にご加入をされていると思います。
今回は特に、終身保険や長期の定期保険、養老保険などの、解約するとお金が戻ってくるものについてご案内をいたします。
生命保険の活用方法
1. 解約(一部解約・減額)
・保険料の支払いもなくなります
・保障がなくなりますのでご注意ください
・一度解約した契約は元に戻せません
・再加入できるとは保証されません
・当座の資金を少しでも多く、確保したい場合に有効です
2. 契約者貸付制度
・解約返戻金の一定範囲で借りることができます
・貸付ですので、原則返済の必要があります
・無審査で申請書類に署名捺印などだけで済みます
・貸付には利息が付きます
・保障の金額や期間は変わりません
・保険料の支払いもそのまま続きます
・当座でまとまった資金が必要な場合に有効です
3. 自動振替貸付制度
・保険料の入金がない場合に、解約返戻金の一定範囲内で自動的に保険料を立替えます
・貸付ですので、原則返済の必要があります
・貸付には利息が付きます
・保障の金額や期間は変わりません
・保険料の引去りはなくなります
・キャッシュアウトを防ぎたい場合に有効です
4. 払済保険への変更
・この先すべての保険料支払いが済んだものとします
・保険料の支払いがなくなります
・保障が減ります
・特約がある場合、消滅します
・保障される期間も変わりません
・元の内容には戻せない場合があります
・この先の保険料の支払いをなくしたいが、保障される期間は変えたくない場合に有効です
5. 延長保険への変更
・この先すべての保険料支払いが済んだものとします
・保険料の支払いがなくなります
・保障される期間が短くなります
・保障の金額は変わりません
・特約がある場合、消滅します
・元の内容には戻せない場合があります
・この先の保険料の支払いをなくして、保障される金額は変えたくない場合に有効です
まとめ
上記の手続きが完了次第、保険会社は、速やかに支払い対応をいたします。
また、このコロナショックの影響により、契約者貸付制度の利息を減額、もしくはゼロにしたり、保険料の未払について、猶予期間を延ばしたりなど、支援策を講じるところもあります。
なかには、契約内容とは別に新型コロナウィルスに感染した場合、お見舞金を支払う会社もあります。
また、上記はあくまでも一般的なケースになりますので、保険会社や商品によっては、できないものもあります。
よく分からない方や対応が必要な方は、ご遠慮なくご相談ください。
皆様のお役に立てれば幸いです。
PS
コロナ対応の助成金・融資・保険見直しが必要な方は、ベネフィットグループまでご相談ください。
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