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2020/10/27

社員ブログ

面白くない?から社会現象へのカラクリ

社会現象にもなっている鬼滅の刃、
読んでいる、見ている方も多いのではないでしょうか。

読者アンケートや視聴率等のデータから、週刊少年ジャンプでは珍しく
女性や小中学生からの支持率が高い作品となっています。

かく言う私も読者の一人でしたが、漫画は最終話、
アニメは現行の最終回まで見たのに全くもってハマりませんでした・・・。
私が面白くないなあと感じた理由を挙げると
論文ほどの長さになってしまうので割愛します・・・。

実はジャンプ本誌でも、鬼滅の刃は単行本でいう5巻ほどまでの内容では
打ち切り候補筆頭だったそうです。

そんな打ち切り候補にもかかわらず、集英社の謎の力を利用し、
アニメブーストを狙った結果、それが功を奏し今の人気になっています。

実際にアンケートや書店売上で低評価になっている原因として、
「少年」という冠が付いていながら、実際の読者の年齢層が
20代前半から30代後半が一番多いという要素があります。

ジャンプ本誌を毎週買うには、やはりそれなりのお金が必要になりますし、
多数の作品を読んでいないと480円丸々の旨味を得られないため、
読者の年齢層は高くなります。

またその年齢層の読者はいわゆる「ジャンプ黄金期」
を通ってきてる読者ばかりのため、同じバトルジャンルである
90年後半から10年代までの作品と比べて見劣りするといった
評価になってしまったわけです。

ただ、ここで起死回生になったのが「アニメ化」でした。

集英社のアニメ化作品は必ずといっていいほどの確率で、
「制作会社コンペ」を行っています。

〇〇という作品をアニメ化したいと制作会社に直接連絡を取り、
賛同した制作会社複数でコンペを行う方式です。

その中で鬼滅のアニメ化を勝ち取った会社が
「ufotable」という会社でした。

このufotableはバトル描写にとても秀でた技術を要しており、
鬼滅の刃の低評価要素の一つであった、「バトルの描写が実際に
何が行われているのか全く分からない」「技の演出が意味不明」
といった内容を全て解決できる会社だったわけです。

実際にアニメや販売しているAVメディアの評価では
「話の内容」よりも圧倒的に「戦闘描写の良さ」があげられています。

また漫画だけでは獲得できない支持を、
映像化することによって獲得することができます。

その作品に出演することになる「演者」のファンです。
漫画だけでは表現しきれない「音」を映像化することにより、
今まで触れることのできなかった範囲までファン層を広げる
ことができました。

一時は打ち切り寸前だった鬼滅の刃ですが、
短所を見事に長所にしてしまうほどのパワーを付けて
復活することに成功しました。

美容業界もコロナという打撃を受けながらも
ECサイトやSNS等の利用で今まででは獲得できなかった
売上を上げているサロンも出始めています。

たとえ崖っぷちに立たされてもまだどこかに解決の糸口は
眠っているかもしれませんね。

原川