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2021/12/07

社員ブログ

程よい距離

この季節になると空気が澄んで、私の住んでいるところでも、
遠くのほうに富士山のシルエットを見ることができます。

私は富士山が大好きです。
何年か前の晴天の冬の朝、急に思い立って
御殿場まで電車を乗り継いで富士山を見に出かけました。

そこで見た富士山はとってもおっきく迫力がありましたが、
緩やかに末広がっていく稜線の美しい全景を見ることができませんでした。
近ければいいってもんじゃないのだなと思いました。

話は変わりますが、現在私の娘は3人の子育てに励んでいます。
その様子をみていると、人って赤ん坊のころからそれぞれで、
とっても個性を発揮していたのだなと気づきます。

私はたぶん必死だったのだと思いますが、二人の子が同じにできるはずだと、
「上の子がこの時期にできていたのに?」と下の子にできないこと事を強いたり、
よその子と比べたりしてしまっていました。
少し離れた立場で孫をみていると、こんな小さな頃から性格も全然違うし、
発達の進度がそれぞれだったのだなと感じます。

今になってみると、上の子が苦手とする事を下の子は
なんでもなくこなしていたり、得意だったりするのです。
もっとそれぞれをよく見て、好きな事や個性を
見極めてあげればよかったなと反省します。

娘の子育ての様子を見ていると、
やはり下の子の発達の度合いを長女と比べたり、
長女をよその子比べたり、当時の私と同じように
近視眼的になっているのを感じます。
狭い空間で子と自分の二者関係でいると、視野が狭くなって
些細な事にイライラしたり落ち込んだりするのですね。

私はまるっきり他人ではなく、
娘ほど孫に近くない程よい位置にいる第三者として
「それは気にしなくても大丈夫!」とか、
「大人になってみれば、この時期にそれができなくたって
どうって事ないよね?」と言う事ができます。
すると娘は「確かにそうだね。」とホッとしている様子見せてくれます。

私も思考が煮詰まって、ちょっとしたことでイライラしたり、
他人を羨やんで卑屈になったり、近視眼的な考えに陥っているなと思う時があります。
そんな時には、星空を仰ぎ見たり富士山を遠くに眺めたりして、
自分の視点を引き上げて、程よい距離で物事を見られるように
心がけていきたいと思います。

今井