美容室のスタッフが退職する際に回収するもの

退職時に従業員から回収するものを解説

美容室で退職するスタッフがいる際に、「何を回収すればいいのかわかりません」とご相談をいただくことがあります。
わからないまま退職日を迎えてしまったがために、後日不足しているものが見つかり、スタッフ退職後にもかかわらずあれやこれやと電話で連絡をしてしまった、ということが実際に起こってしまう前に、事前に退職日に回収するものをまとめておきましょう。

  1. 社員証・名刺など
    社員証や名刺は会社で使用するためのものなので、退職日以降は社員でないため不要となります。
    こちらは会社に返却してもらいましょう。
  2. 通勤定期券
    会社が通勤手当を支給しており、定期の利用可能期間が未だ残っている場合は残りの期間分を払戻し精算することができます。
    会社の就業規則によって異なりますので一度確認しましょう。
  3. 健康保険証
    健康保険証は基本的に退職日に返却・回収をする必要がございます。
    退職日の翌日が資格の喪失日となり、健康保険証の利用ができなくなるからです。
    退職後はまた別の健康保険に加入するかと思いますのでそちらの保険証を使用するように促しましょう。
  4. 貸与されたはさみや仕事用のグッズ
    会社からスタッフへ貸出をしているハサミなどのグッズは、最終出勤日にはきちんと返却をしてもらいましょう。
    退職後の返却などはトラブルの原因となります。
  5. 社外秘のデータや書類
    お客様カルテなど社外秘のデータや資料は必ず会社で管理しましょう。

まとめ

退職時は何かとトラブルが起きやすい場面となります。
お互いに気持ちよく感謝を交わせるように、事前に必要なものを伝え、漏れなく回収していくことが円満退社の一歩となるかもしれませんね。


退職時に従業員から回収するものを解説