美容室の定年退職のプロセス

美容室に勤務している従業員で近く定年を迎える方はあまりいらっしゃらないでしょうか。
そのような従業員がでても慌てないように準備を進めていきたいですね。
以下、定年周りのお話となります。

目次

  1. 定年の設定は何歳にすればいいの?
  2. 定年後の雇用継続について
  3. 何歳まで雇用保険に加入すればいいの?失業保険はもらえますか?
  4. 出典・参考サイト
  5. 関連記事

1. 定年の設定は何歳にすればいいの?

現在では65歳まで雇用機会を確保する義務が法律で定められています。
ただし定年年齢は60歳以上に設定しておけば大丈夫です。
定年年齢を65歳未満に設定している場合は、本人が希望すれば定年後も引き続き勤務できる「再雇用制度」などで65歳までの雇用を確保していく必要があります。

2. 定年後の雇用継続について

定年後の再雇用については最低賃金以上であれば給与額を見直しすることができます。
同一労働同一賃金のルールを考慮しながら本人の納得を得られるよう再設定していきましょう。

給与額が低下した場合、雇用保険から「高年齢雇用継続給付金」の給付を受けることも可能です。
給付金の受給条件は次のとおりです。

  • 60歳以上65歳未満の一般雇用保険被保険者であること
  • 60歳時点の賃金と比べてその後の賃金が75%未満に低下した人
  • 雇用保険を5年以上払っていた期間がある人

ただし2025年に60歳になる人から給付金の支給率が引き下げられ将来的には廃止されることが決定しています。

3. 何歳まで雇用保険に加入すればいいの?失業手当はもらえますか?

雇用保険の加入には年齢制限はありません。
週20時間以上で勤務している場合は65歳以上でも雇用保険に加入することとなります。

65歳以上で退職した場合は失業手当を一時金として受け取ります。
64歳のうちに退職すると通常の失業手当の日数分を受給できますので退職日を何歳で迎えるか一度確認が必要です。

出典・参考サイト

定年、退職及び解雇 | 厚生労働省

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