社員が新しく入社するタイミングでは、さまざまな社会保険の手続きが発生します。
社会保険料は社員の給与から天引きされるので、正確に把握しておく必要があります。
目次 |
1. そもそも社会保険料って?
社会保険とは労働者の生活保障を目的とした保険のことで、病気・ケガ・失業などの場合に一定の保障を受けることができます。
社会保険には「健康保険」「厚生年金保険」「介護保険」「雇用保険」「労災保険」の5種類があり、狭義では前者3つを「社会保険」、後者2つを「労働保険」と呼んで区別しています。
法人は、雇用する労働者の人数を問わず必ず社会保険の適用事業所となります。
新入社員が加入条件を満たしている場合は入社と同時に手続きします。
一方、個人事業の美容室に関しては、加入は任意加入となっています。
法人成りのときにはご注意ください。
社員が入社したときには、社会保険の手続きとして、入社後5日以内に所轄の年金事務所に「健康保険・厚生年金保険被保険者資格取得届」を提出します。
被扶養配偶者がいる場合は、新入社員の扶養状況の確認も必要となります。
2. 新入社員の社会保険料が発生するタイミング
社会保険料は入社月から発生し、翌月に納付します(4月入社かつ4月発生の社会保険料は5月に納付)。
給与での天引きタイミングは、入社月に発生した給与の支払いがいつになるかによって変わります。
社会保険料がいつから引かれるかしっかりと把握する必要があります。