美容室で陥りやすい社会保険料控除の間違い

給与計算で間違いやすい社会保険料控除について解説

顧問先(美容室)の給与明細を確認していて、よく見かける間違いを挙げてみました。

健康保険料・厚生年金保険料が毎月変わっているパターン

健康保険料・厚生年金保険料は変更になる時期が決まっていますのでそれ以外は毎月定額で控除していきます

月の途中から入社したため日割りで計算しているパターン

健康保険・厚生年金保険は月額で決まった額を控除していきます。
日割りになることはありません
末日まで在籍したら1カ月分の社会保険料がかかるという決まりがありますので、月の途中に入社した場合でも1カ月分の社会保険料がかかってきます。

逆に末日を待たず退職した場合は退職月の保険料がかかりません

介護保険料を控除していないパターン

40歳に到達したら介護保険料がかかりますので忘れずに控除しましょう。

なお社会保険料は翌月に支給される給与から控除している美容室が多いです。
給与計算をきちんと行うことは従業員との信頼関係においてとても大切なことです。
間違えているか不安な場合は、給与計算ソフトを使用するのもおすすめです。

出典

東京港健康保険組合|令和5年度版 算定基礎届・月額変更届の手引き


給与計算で間違いやすい社会保険料控除について解説