美容室で賞与を支払う機会はあるでしょうか。
賞与を支払った場合はいくつか気を付けるポイントがありますので注意が必要です。
今回は年3回以内の賞与を支払った場合のお話です。
チェック1. 健康保険料、介護保険料、厚生年金保険料を控除していますか?
個人経営の美容室で社会保険に加入していないお店は対象ではありませんが、法人や任意適用を受けているお店では賞与より社会保険料を控除する必要があります。
控除額は賞与額(1000円未満を切り捨て)に本人負担分の保険料率をかけた金額です。
なお、美容国保に加入している方は賞与から美容国保代を控除する必要はありません。
チェック2. 雇用保険料を控除していますか?
雇用保険に加入している従業員がいた場合はその従業員からは雇用保険料を控除します。
雇用保険料は賞与額に1000分の6をかけた金額です。
チェック3.所得税を計算して控除します
所得税の税率は前月の給与の課税対象額によって決まってきます。
国税庁のページより税率表をご確認ください。
チェック4. 被保険者賞与支払届を提出しましょう
賞与を支払ったら、社会保険に加入している事業所は忘れずに被保険者賞与支払届を年金事務所等に提出しましょう。
こちらは支給日より5日以内に提出することとなっています。
賞与支払届で検索すると日本年金機構のページにたどり着きます。
書類はダウンロードできるようになっています。
まとめ
いかがでしょうか。
賞与ひとつを支払うにしてもいくつか計算することがあります。
正しく計算することがスタッフとの信頼関係にもつながりますね。